(一社)東洋はり医学会関西12月例会×認定アレルギー専門鍼灸師養成中級講座
今月の例会レポートをお届けします。
朝のあいさつ
第46回日本伝統鍼灸学会学術大会(茨木大会)第27回日本刺絡学会学術大会(併催)に参加してくださったお礼と、みなさんの応援のお陰で無事に藤井先生と一緒に発表することができ、当日の聴衆からは軒並み好評だったことをご報告させていただきました。
また先日、宮脇優輝名誉会長と宮脇ゆかり先生が、ゲスト講師を務められた、Kiiko Matsumoto's Japan Study Seminarが大大大好評だったことも報告させていただきました。
外国の鍼灸師が日本に来て鍼灸を学ぶセミナーですが、彼らは日本のやさしい鍼による繊細な技術を求めてやまないそうです。
国内のみなさん、間違いなく世界は経絡治療です。
痛くない鍼熱くないお灸です。
Kiiko Style×Miyawaki Style
臨床こぼれ話
誰でもできる銅×アルミ×チタン圓鍼ユニット治療を披露させていただきました。
宮脇優輝先生が考案した、「時短×簡便×即効性」を客観的に再現することができる革命的な標治法(局所治療)で、異種金属の圓鍼を組み合わせて施術し、硬結を中心とするコリ・ハリを瞬時に緩め、腫れ痛みを和らげることができます。
これを一定の期間臨床追試して効果を確認できたので発表させていただきました
- 特徴
- 治療時間を短縮できる。
- 施術が簡便で誰でもできる。
- 再現性がある。
- 即効性に優れている。
- 痛くない。
- 効果を患者さんと共有できる。
- 屋外や衛生環境が整っていない場所でも安心安全に治療できる。
- やり方
- 局所のはっているところや硬結を探す。
- そこを治療点として、異種金属の圓鍼2本を組み合わせてなでる。
- チタンとアルミの圓鍼の組み合わせが最も影響力がある。
- 方向は右半身は上から下へ、左半身は下から上に、肩上部は中心から外へ向かってなでる。
- 回数は5回を基本とし、敏感な患者さんは3回とする。あとは微調整。
- 圓鍼をかけたあと所見を確認する。
- 緩んでいればそこを限度とし、緩んでいなければ加療する。
- この際、ドーゼを過ごすと逆にはってくる。その場合は、過ごした回数だけ反対方向になでるとリセットできる。
効果のほどは、本日みなさんに見ていただいた通りです。
即効性があって施術も簡単です。
早速臨床で追試検討してください。
コリ、腫れ痛み何でも来いとばかりに治療が楽しくなります。
試していただいて更に新しいことが分かったら是非教えてください。
講義
実技
認定アレルギー専門鍼灸師養成中級講座
- 刺絡鍼法
例会と並行して開催しています、本講座で、刺絡鍼法の指導を担当させていただきました。
刺絡は刺絡すべき血絡をいかに探し選択するかに全てがかかっています。
本日は、そのコツのコツのコツをお伝えさせていただきましたが、受講生のみなさんは本当に筋がいいので教えるのが楽でした。
アレルギーだけでなく、器質的に変性をきたした疾患にバッチリ効くのでバンバン治してください。
- 古野式経絡骨盤調整療法
- 宮脇奇経治療
受講生のみなさん、本日も遠くからご参加いただきありがとうございました。
いよいよ上級講座に入ります。
みんなで一緒にアレルギー疾患を治せるようになりましょう!
楽しみにしておいてください。
終わりに
愛すべき会員のみなさま。
本日はお疲れさまでした。
今月の例会では、
収穫がありましたか?
課題はクリアできましたか?
新たな課題は見つかりましたか?
何か1つでもいいので仕入れて帰ってくださいね。
昨日治せなかった患者さんを明日は治せるように。
中野正得
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