舌の東洋医学
舌は心の外候で、五味を滋味分け、言語を発現させ咀嚼・嚥下にあずかる器官です。
また舌は全身の縮図となり、舌診における臓腑経絡の気血の盛衰が現れる所ですが、とりわけ寒熱を弁ずるにおいてはものすごく信頼のおける診察法となります。
※舌診だけで臓腑を弁証するのは危険です。必ず四診合参すべきです。
【臓腑】
心の苗(外候)
【経絡系統】
①舌(根)本
脾経が連なり、心経が繋がり、膀胱経が結び、腎経が挟み、三焦経が繋がり、肝経が合し働きを出す。
②舌下
脾経が散じる。
③舌中
脾経が貫く。
④横骨(舌根部に付着する軟骨)
腎経が絡う。
⑤舌下廉泉
腎経に属す。
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